空海とSNS映え

空海について調べていたら、ちょうど「SNS映え」に没頭する日本人はヤバくないかという記事をみかけて…辛酸なめこさん、空海に刺激されてインスタ断ちをしたらしく、へえ!ある意味すげーな(笑)と結構びっくりしたんですよね。
でも私は思うんですよ。もし空海がいきていたら…むしろSNS映えを狙いまくるのではと。

空海は、当時の唐から曼荼羅(まんだら)や儀礼に使う道具を持ち帰っていて、書家としての腕前も凄かったと。治水や鉱山技術なども持ち帰っているので、アートやエンジニアにも造詣が深かったのでしょう。最先端テクノロジーはいち早くとりいれ使いこなすはずで、後に仏教を視覚化した曼荼羅をプロデュースするくらいですから、インスタ”映え”へ興味と試行錯誤は外せないのではないのではないかなぁ。

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Midori🇯🇵Tokyoite designerさん(@japanese_aethetics_explorer)がシェアした投稿

足止め食らったがついに長安入り成功!
#第16次遣唐使
#マジで死にかけた
#はるばる日本からこんにちは
#花舞う長安ハンパない
#仏教を極めたい
#密教好きと繋がりたい

インスタハッシュタグはざっとこんな感じでしょうか。そして当時の長安を使って”インスタ映え”を狙わないはずがないだろうと。ただし、空海と最澄が乗った二隻の船以外は沈没していますから、ウェイウェイ感以上に、悲壮感後の覚悟を決めこんだ長安の美しい風景のフィードがあがってくるはずです。
映画『空海-KU-KAI-美しき王妃の謎』より
一緒にいったエリート僧、最澄は国からのバックアップがあったのに対し、空海は私費で渡航しています。当時、空海が目指した密教は重要視されておらず、国からは自分で工面すれば行ってもいいが…と冷たくあしらわれたのでしょうね。それでも行くモチベーションを思うと、当時の日本での”生きづらさ”を抱えている人へのインフルエンサーのはずで、少額で広くあまねくという意味で、クラウドファンディングを使うのが妥当な気がしています。ちなみに実際は、鉱山従事者からの水銀説が有力です。

だとしたら、もし空海的な人が現代にいたら、大学ドロップアウト後、中国留学〜帰国後数年くらいは、いかに”SNS映え”してフォロワー集めするか、しか考えていないのでは?というのは強引な推測でしょうか。

とはいえ目的は、仏教を極めた本物に会って拡めたい、より良く生きる方法を知りたい、というところですから、クラファン資金で中国へ渡航。今だったらインド、チベットあたりもサクッとまわってくるんだろうか。
結縁灌頂(けちえんかんじょう)の様子
日本にいる師の勤操(ごんぞう)や、長安のインド伝来の密教を継承した恵果(えか)などのキーマンをZOOMで繋いで「これからの仏教」について話し合ったり、恵果から正統な密教継承者とされたセレモニー、灌頂(かんじょう)なんかはLIVE配信しちゃって。

帰国後は、高野山で金剛峯寺を建てる前に「空海の真言密教オンラインサロン」なんかを立ち上げ、クラファンリターンで入会を促すのでしょうね。