不思議な鞍馬寺の話その1

さて昨日は、旧コシノヒロコ邸のギャラリーを後にして、そこからかなり近い有馬温泉に泊まって。翌日の有馬温泉と神社巡りもあわせて、充分堪能したのですよね。帰路は、有馬温泉から京都までバスが出ているというので、京都までいってお茶して帰ろうって思いました。

バスを降りて荷物をコインロッカーに預け、さてどこ行こう?イッセイミヤケ京都店かな、と思ったけどなんかピンと来ない。そしたら突然「ウエサク祭」って単語が浮かんだ。(ような気がしたのですよね。)ウエサク祭って、何だっけ?とその場でググったところ、鞍馬寺の五月満月祭のことらしい。もしかして…2日後の満月だ!とテンションはあがったのだけど…

しかし時すでに15時半…。京都から鞍馬までも結構あるし、どうせなら鞍馬寺と貴船神社は地理的にセットで見ときたいじゃない?という、もったいない思考も働き、京都駅のどまんなかで考えこんでしまった。そうこうしているうち、めっちゃお腹すいて何か食べてから決めよと駅ナカのレストランを探していると…ちょうど目先に、美味しそうな和食のポップが。そーそー!まさにこんなガッツリ和食を食べたかった!と吸い寄せられるように入っていきます。そしたらさ!店の名前が…

こういうシンクロや直感は、特にココ最近とても大切にしています。めっちゃ鳥肌たって、今日は貴船神社は省いて、数分でもいいから鞍馬に行けって言われているような気がして、お食事を早々に終え、タクシーで鞍馬寺の正門まで向かいました。乗ったタクシーの運ちゃん、エラい飛ばはりました(←京都弁あってる?笑)お陰で、予想よりもかなり早く着きました。

鞍馬寺山門。この時点でも観光客はまばら…

鞍馬寺の山門下に着いたのが16時半で、お寺の人に聞くと「もう本殿はちょうど今、閉まっちゃっだんだよね〜。でも他は特に閉めるとかにないので見れるよ。」と。そして後ろから思い出したように、「あ、お姉さん!絶対に戻ってきてね!」と声をかけられました。御返事の傍ら目を向けた先には「境内内は明かりがなくて暗くなるので気をつけて」の注意書きが。

私と同じように逆方向に登っていく男性二人組がいる以外は、上から降りてくる帰路の観光客ばかり。本殿に行くまでも、見どころやお参りどころはたくさんあったのですが、帰りに余裕があったらと思ってひたすら本殿を目指して坂道を駆け上がります。

けっこうな坂道…

ほぼノンストップで40分くらいかな?やっと到着!残念ながら本殿は閉まっているけどお参りをして…しかしここ最近、神社によく行くようになった私は、表よりも裏、本殿より奥の院のほうが、何か感じるものがあることを体感的に知っています。

もう閉まった本殿前にて。ふう、疲れたぜ…

ちょっとだけ奥にいこうとしばし休憩しつつ、境内案内地図を開いてみました。すると飛び込んできた「魔王殿」の文字。ヤバイ、「魔王」って何なのさ、行きた過ぎる…しかし、この魔王殿、鞍馬山の最奥に位置するところでした。

ふと見上げると、男性二人組が本殿前で撮影をしていました。地元の大学生っぽい感じかな。映像のロケハンをしているみたいで、手に狐のお面を持って被写体になって、もう一人がカメラを持って和気あいあいと。そしてその二人が、私の前を通り過ぎ、奥の院に向かっていくのが見えたのですよね。狐のお面はリュックに吊り下げされ、こっちをじっと見て手招きしているようだった。

こんな狐のお面ね…!

幸い日はまだ高く日没時間までは1時間近くありそう。一人だと流石に怖いけど、ちょうど良かったと、付かず離れずの距離を保ち、後ろを追っかけていくことにしました。

長くなったので続きます!