世界のファッショニスタ大パニック!POLYVORE突然閉鎖の衝撃。

もうなんというか、言葉にならない…私のブログのMy styleの中の画像もごっそり削除され、トップページのPOLYVORE画像は、SSENSE(エスセンス)というファッション通販サイトにリダイレクトされてしまっている。

だいたいね…本家サイト「POLYVORE IS NOW SSENSE」の誤訳ですからね!登場なんかしません。

ファッション・コマースサービス、POLYVOREが突然サービスを終了した。買収したのはSSENSE(エスセンス)というカナダの高級ファッション通販サイト。Facebook、Instagram、twitterには、POLYVOREユーザーによる阿鼻叫喚コメントが連なる。

海外ファッションブロガーによる、雑誌のようなコラージュ画像がPOLYVOREによるものと発見して以来、これは凄いと虜になった。

WEBもアプリも完全閉鎖とのことで、慌ててブラウザに残っていたページをスクショ。

気づいたら2ヶ月間で72セット投稿。1日平均2セット以上…。我ながら凄いとは思うが、POLYVORE addictユーザーは結構こんなもんよ?(笑)私自身、ここまでハマったアプリ・サービスははじめてだった。

服などのアイテムのコラージュ画像作成できるPOLYVORE

じつはこのPOLYVORE、最近の”ぽっと出”サービスではなく歴史は長い。Democratizing Style、Personalized Shopping、Social Commerceというコンセプトを掲げ、サービス開始11年、利用者は2,000万人超という。

WEB上のファッションアイテム画像を配置し、 セットと呼ばれるコラージュ画像を作成できる。各アイテムがクリッカブルになって、リンク先のネットショップでそのアイテムを購入できる。

”All black Everything(黒縛り)”や”StatementBags(インパクト強め系バッグ)”、国際女性デーにあわせた”Purple Power”など、テーマをもとにコンテストが開催され、Winner(コンテスト入賞者)も選定される。

フォロワーが多いユーザーは、企業からのスポンサーもついて、特定のブランドのセットをひたすら作っているユーザーもいた。

基本的には、POLYVOREに連携しているネットショップの画像をコラージュしていくのだが、「Web Clipper」というブラウザのエクステンションから、WEB上のどんな画像も取り込め、背景は自動的に白抜きモードにもなる。ネットショップであれば値段情報も取り込め、本当に画期的だと思った。

ファッションだけでなく、メイクやインテリアも。基本的には、画像のコラージュなので、完全なアート作品も見られ、みんなの作品は本当に素晴らしかった。

サービスの日本語化レベルは20%くらい。国内では、類似サービスのIQONが出てきたので日本人はそっちに流れてしまうが、扱えるアイテムが桁違い。アイテム画像を編集できるので、エディトリアルとしての完成度もあがるPOLYVOREは、一押しだった。

WordPressやBlogger、Pinterestにそれぞれ最適な形でのエクスポート機能も装備されていて、凄くオープンな姿勢を感じたのですよね。ちなみにIQONは、FBとinstagramのシェア機能はあるものの、やはりアプリ内囲い込みの方針。ブログにはエクスポートできない。

値段見ずに純粋に、好きなアイテムでコーディネートできるワクワク感。予算度外視で買い物している気分になれた。これ、ほんっと不思議なんだけど、実際に服着なくてもファッション欲的には大満足なわけ。エディトリアルとしてもほんとにいい練習になり、最近では、コンテストに入選したり、グループ内のコメントでの絡みもあって楽しかったな。

しかし、画期的すぎるサービスは、やはり賛否両論のグレーゾーンあり、大きくは著作権。画像の悪用による訴訟やクレームなども度々あった様子で、勝手にエヴァンジェリストになる前に、色々調べているさなかのことだった。

POLYVOREの運営会社

CEOは、女性起業家のJess Lee(ジェス・リー)。日本人の母を持ち、長らく日本にもいた。大学卒業後にGoogleに入社。Googleマップのプロダクトマネジャーを務める傍ら、プライベートで、POLYVOREに激ハマりし、楽しみつつも利用者視点でUIの改善クレーム(笑)。だったらウチ来ない?と誘われ転職し、CEOになったという経歴。

ちなみに、Google在籍時の上司は、あのマリッサ・メイヤー(元・YahooCEO)。それが縁で、2015年からYahoo傘下だったはずだが…

POLYFAM(Polyvore Family)に別れを告げるPolyvore社

大概のテック企業が、女性向けサービスでさえも、”おっさん&野郎”主導のなか(←口悪くてごめんw)、Polyvore社は、女性が6割、働きやすい会社トップ10に入るという。メンズファッションカテゴリもあり、男性利用者もそれなりにいるが、ファッション好きの女性が自分たちのために自分たちの手で作ろうという姿勢が随所に反映された素晴らしいサービスだった。

サービス、コンセプト、そして会社ともに、個人的に感心し、大注目していて、オフィシャルブログはもちろん、ヘルプやpolicy&Termも読みにいったほどだった。しかし今になって思えば…何でブログもFBも更新しないんだろうと疑問には思っていた。

 

そして、改めて考えさせられた。

自分で自分のデータを持つ、自分のデータを自分で管理することの意味。

ここまで巨大で熱狂的なコミュニティを持つサービスが、twitter、FB、ブログ上で一切の告知もなしに突然閉鎖。こんな強硬手段が通用するんだと驚いている。一応、救済措置(これまでの作成画像のダウンロード?)のアナウンスは出ているが…

POLYFAM(POLYVORE Family =POLYVOREの熱狂的コミュニティ)から猛反発のSSENSE社の今後の動きに注目したい。

続き:突然閉鎖のSNS、Polyvore周辺で起きていること