卒業後〜社会人生活

〜Series:私と平成をふりかえる〜アメリカのカウンターカルチャーへの興味の続き

大学院の研究員後に最初に勤めたのが、業務用のカメラを扱う小さなインダストリアルメーカー。はじめてWordPressコーポレートサイトを制作後、製品設計を手伝っていましたが、リーマンショックあたりで業績悪化のためチーム解散&リストラ。

次に目指したのがインテリア設計事務所。大学での布のインテリア製品の延長としての興味が大きいですが、空間、グラフィック、建築と幅広いデザイン領域に携われる場所なんですよね。尊敬するデザイナーの五十嵐威暢さんから、20代は専門領域を持たずに何でもやるのがいいよ、という後追しもあってね。

ただ、就活時期を逃して大手に行けず、いわゆる”アトリエ系”と呼ばれる、個性強めの小さな設計事務所にインターンで潜り込むしかなかった。 そこでもまずはWEBスキルを重宝され、CG、製図が慣れるまでに(たいがい無給で、設計に合わない大雑把な性格もありキツかった…)生活資金力が尽きて、なかなか正社員に決まらず転々としてた。

出典:https://pxhere.com/en/photo/591901

そのうち、アトリエ系設計事務所の構造的ブラックな実情もわかってきてね。実家から仕送りもらいながら終電まで働くスタッフもいたり、ぱっと見華やかで女性も多いけど出産で消える。流産の噂や、私も生理止まったり…。女性があの業界で全うに働いて幸せなのだろうか、と凄く不安だった。

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https://pxhere.com/en/photo/670370

だったら、WEBでライスワークとして、インテリアは細々続けようと。大型WEB案件で生活費をガッツリ稼ぎ3ヶ月無給とか、日中WEB派遣でアフター5〜終電までバイトとか。ダブルワークで凄いバイタリティ!と感心されますが、そうせざるを得ない散々な状況だし、高学歴、院卒の割に全部中途半端なマジ痛いヤツと思っていました。

大変だったけど色々経験できてよかったわ、と思えるようになったのはずっと後のことです。WEB、グラフィック、プロダクト、インダストリアル、空間設計まで、多くの領域のデザインプロセスを知れたのは大きいですね。”多動力byホリエモン”という言葉に勇気づけられつつ、今後の”デザインの在り方”を指し示すデザインインテックレポートなんかも出てきたら尚更。

読んでる。出典:https://designintech.report/2019/03/09/design-in-tech-report-2019/

特に印象に残っているのは…
ユーザー主導型商品開発の先駆け、空想生活を運営するエレファントデザイン。THEデスマーチ(笑)な大型WEB案件。早すぎたARのセカイカメラ、頓智のスタートアップ。ジョブズ直依頼、初代Appleストアのデザインのデザイナーや、外国人デザイナーの設計事務所。お局様のご機嫌を伺う銀座の腰掛け派遣、マタハラ派遣切りされた金融系の上場企業…とかかなぁ。

多様なチームワークと企業文化を肌で感じつつ、業種業界も異なる十数もの会社を飛び回っていた20代でした。